(どうそじん)


【三島神社の境内にある道祖神】

【しつもん】
「道祖神(どうそじん)」ってどんな神様なんだろう?


【こたえ】
小正月におだんご焼きを道祖神の前でやったことのある
人も多いと思います。
むかしの人は、病気などの悪いものは旅人のように外の
世界からやってくると考えていました。

そこで、集落の外から入ってくる悪い病気や災害などの
災難をもたらす悪い神さまをふせぐために、村の入り口や
分かれ道に道祖神をおまつりしました。
「塞の神(さえのかみ)」とも呼ばれ、ご神体の形はいろいろ
です。
四角柱の石塔や丸石の道祖神もあれば、男女二体の石像
のこともあります。
正月十四日に、ドンド焼き、サエノカミと呼ばれる道祖神の
お祭りが行われます。



【海老名市社家523-2番地脇】
この道祖神は、社家小の校庭の南にある高沢さんの家に
あります。
高沢さんが高速道路の工事のために引っ越してきたときに
もと住んでいた家から移したものです。
もとあった場所は、海老名市社家宇治山3544脇です。
この道祖神には、「妙法道祖神(みょうほうどうそじん)」と
きざまれています。

     

【海老名市社家下18番地先】
@櫛形角柱(くしがたかくちゅう)
A文字塔
B大正8年3月5日(1919年)建立

  ・右側側面 大正8年3月5日建立
  ・左側側面 下氏子中

     

【海老名市社家小町55番地】
@山伏角柱(やまぶしかくちゅう)
A文字塔
B大正12年1月(1923年)建立

・右側側面 寛保3年祀
・左側側面 大正12年1月建立
社家反畠氏子中

※大正12年建立の道祖神の傷みがひどく、
  となりに新しい道祖神を建立してある。

    

【海老名市社家宇治山3453番地】
@山伏角柱(やまぶしかくちゅう)
A文字塔
B万延2年1月14日(1861年)
・右側側面 万延2年1月14日
氏子中
・左側側面 八王子みち
一之宮みち
※市内で道しるべをかねている道祖神は2つしかなく
  これは、そのうちの1つで、貴重(きちょう)なもの。

    

【海老名市社家宇治山3386番地】
@山伏角柱
A文字塔
B昭和14年五月(1939年) 

右側側面 昭和14年五月吉日
左側側面 氏子中
※昭和14年にこの地区15戸のうち、伝染病(でんせん
  びょう)で7名がなくなり、ほかにも多数が病気にかかっ
  てしまった。
  占い師に見てもらったら、道祖神をそまつにあつかった
  からと言われてつくったそうです。
 ※今では昭和14年に作られたものの傷みが激しいので、
   最近新らしく作り直されました。

    

【海老名市社家宜山1138番地】
@山伏角柱
A文字塔
B明和5年11月(1768年)

右側側面 明和15年11月下旬
発起 金子氏
左側側面 北 不しのや 道
南 一之宮 道
※もと社家宇治山3453番地にあったものを移したもの。
  市内で道しるべをかねている道祖神は2つしかなく
  これは、そのうちの1つで、貴重(きちょう)なもの。